「丈夫で長持ち」が最適解とは限らない

2024/10/09

閑話

t f B! P L

 ウメです。

古いものを大事に長く使うというのは、ごく一般的な考え方だと思います。

ヨーロッパでは、築100年以上の建物なんて掃いて捨てるほどあるし、

蚤の市も定期的に開催されていて大盛況。

それほど年季の入ったものでなくても、

おばあちゃんの手作り羽織とか

職人さん手作りの桐箪笥とか

「手作り」したものは丈夫で良いものだという考えは根強いと思います。

それはたしかにそうかもしれません。

でも何十年も経つと、ニーズが変わるのもまた事実。

より洗濯しやすく暖かい服がいいとか

より軽くて場所を取らない収納がいいとか

そういう密かに芽生えてきた欲求から目を背けさせられてないかな。


手作りしたものじゃなくても、

昔作られたものは質が良いとか

今のものは壊れやすいとか

そういう認識は多くの人が持ってるんじゃないかな。

それは事実だとしても、今のニーズは、

そんなに長持ちしなくてもいいから、機能は限定的でいいから、価格を安くしてくれ

じゃないかしら。

時代の進歩についていくためには、買い替えが必要だし、

デザインに飽きたから新しいのがほしいってこともあるし

そんな中、何世代も受け継ぐようなものがあったら、

逆に邪魔でしかない。


私は今、羽毛布団を捨てようとしていますが、

少なくとも20年は使ったし、

それより前から実家にあったものです。

なるほどまだメンテナンスすればさらに10年とか使えるでしょうし、

軽さや温かさには満足しています。

でも、

 場所を取る

この一点において、今の私のニーズに合いません。

汚れても気軽に洗えませんしね。

なお、柄は花柄。

昔の布団ってなんでこう花柄ばっかりなんでしょうかね。笑


家電だと、買い替えてもらうためにわざと◯年で壊れるように作ってある、

とかいわれたりしますが、

◯年経ったら新しい技術も出てるだろうし、買い替えもやぶさかではないんではと思いますね。

それを見越した程度の耐久で作ってるでしょうし、そうすれば価格を抑えられる。

日本の企業の失敗は、無駄に機能をつけて、または、長持ちする部品を開発して価格が高くなった

ってこともあると思いますし。


そうなると、消費者として考えなければいけないことは「捨て方」です。

羽毛布団なんて可愛い方だよなあ。

ニトリに引き取ってもらうつもりでいますけど、そうでなくても普通に燃えるゴミだし。

リサイクルできるものばかりだといいんですけどね。


それにしても、電機屋さんやホームセンターのお散歩は楽しいわ~。



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