
ウメです。
私は紙の通帳は今や持っておりません。
1年に1度、入出金記録をデータでダウンロードして、保存しています。
で、去年の分のデータを整理していて、ふと思い出したことがあります。
あるとき、顔も年齢も性別も知らない人の通帳を見る機会がありました。
その通帳の記録を見て、とても驚いたんです。
まず、残高がほとんどないこと。
最大でも5桁、最終記載は3桁だったと思います。
そして、出金記録がかなり頻繁なこと。
少なくとも週1、2で出金していました。
また、その1回の出金金額が少額なこと。
1回1000円とか2000円とかです。
最後に、毎回100円超えの手数料を払って出金していたこと。
まあびっくりしましたね。
特に最後のが。
おそらくコンビニのATM端末を利用されていたのだと思いますが、
1000円引き出すのに100円手数料払うって。
気づいていないのか、わかっていて払っていたのか。
間違いなく言えるのが、こういう人が、手数料ビジネスの「お客様」になるんだろうなということ。
私の狭い社会経験上では、
「手数料」に寛大な人がとても多い印象です。
もちろん、なにかしてもらったら対価が発生するのは当然ですが、
頼んでもいないことをやってもらっても手数料を払うとか
簡単に避けられるのにわざわざ手数料を払うとか、
そういうふうな「寛大」です。
私が資産形成できたのは、たまたま市場が良かったためですが、
第2には間違いなく、手数料を極力減らすように意識したからだと思います。
私がサブスクを利用しないのは、正にこの理由からで、
サブスクの料金は結構な手数料が乗っていると考えているからです。
物であれ、サービスであれ、ね。
洗濯機を自分で設置するなら、10秒でできますが、
業者に頼むと10分と5000円とられます。
それだけ払ってやってもらっていたことが、私にもありました。
でも今は自分で設置します。
最初の話に戻って、通帳だって、もう発行してもらっていません。
わざわざ手数料を払って出金もしませんし、
そもそも現金を使うことが稀です。
私は今後も、払うに値する手数料をよくよく吟味していきたいと思います。
それが私の、節約術です。

