
ウメです。
同僚からこんな話を聞きました。
同僚のお父さんの話です。
そこそこのお年で、駅で、切符の自動発売機の使い方がわからなくて、毎度駅員さんに聞いているそうです。
田舎なので、電車に乗ること自体はまれです。
また現金しか信じておらず、クレジットカードはおろか、プリペイドカードも使っていないそうです。
当然使い方も知りません。
同僚は、そんな父御を心配して、そういう人たちにも普通に使える社会システムになってほしいと言っていました。
気持ちはわかりますが、手放しで賛成することはできません。
世間では次々新しいシステムが開発され、普及したり、消えていったり。
でも普及し始めたシステムは、たとえその時乗り換えなくても、使い方を学んでおく必要があると思います。
今は・・・キャッシュレス決済かな?
自分は現金派だと言って、クレジットカードも持たず、ましてスマホ決済も知らない。
そのまま時間が過ぎて、いざほとんどの決済がキャッシュレスになってしまったら、そのときは自分も年をとっているのです。
突然やり方を変えろと言われても、全然わからなくて、冒頭のようになる・・・。
日本にあるかどうかはわかりませんが、フランスにはすでにクレジットカードしか受け付けない発券機がありましたし、これからはそのカードすらなくなるかもしれません。
対応がいい意味でも悪い意味でも遅い地方行政関係はともかく、
各種予約のシステムとか、飲食店での注文方法、通信手段、税金関係とか、衣食住に関わること、
ゆっくりと、でも確実に変わってきています。
変化を厭ったまま10年20年経ったらもう完全に社会から孤立しちゃってるかも。
孤立するだけならまだしも、詐欺にも引っかかっちゃう!
私もセミリタイアから完全リタイアを目標にしていますが、かと言って社会の変化から遠ざかるわけにはいかないと、同僚の話を聞いて思いました。
同僚のお父さんは、キャッシュカードは使えて、ATMで現金をおろして生活していますが、
銀行はそのATMを大幅に減らそうとしています。
普段使っていたATMが撤去されるかもしれません。
この変化は突然のものではありません。
手数料の値上げや通帳の有料化はその予兆だったと言っていいと思います。
現金で生活することを選んだのなら、当然それに自ら対応しなければいけないと思います。
誰かの助けを期待する前に、政治ガー、社会ガー、と言う前に、
自分でできることは自分でしたいということでした。

