セミリタイアの不安をカルト宗教的観点から考察する

2021/11/07

閑話

t f B! P L

 ウメです。

2年後を目処にセミリタイアを目指しています。

資金のシミュレーションはしました。

セミリタイア後にやる仕事も自分の中では決めています。

成功例(本当に成功なのかわかるにはもっと時間が必要だと思いますが)もたくさん見ました。

それでも不安が消えない。

この不安の大部分はやはり資金だと思います。

でもそれだけではない気がする。

その一部はこれではないか、と思ったことがあります。


こんな話があります。

今から70年近くも前の古い話ですが、マリアン・キーチという人物が興したオカルトグループがあり、サナンダという超人的存在(?)を信奉していました。

そのサナンダによると近々地球が滅ぶそうです。

熱烈な信者たちは、終末に備えて仕事をやめ、家を売り財産を処分し、仲間たちとともにその時を待ちました。

ところが(当然ながら)その指定の日時になってもなにも起こりません。

信者たちは予言が外れたことでキーチやサナンダに愛想をつかすかと思いきや、終末を回避できたのは自分たちが祈ったおかげだと、いっそう結束と信心を強めたのだそうです。

今まで信じてきて、家も仕事もなく後戻りもできない、それなのに嘘だったなどと受け入れられない、この不都合な真実から目をそらし、自分たちの行動を正当化する理由を作り上げたのです。

自分が見たいものだけ見る、信じたいことだけ信じる、不都合な事実は意図的に無視する、いわゆる確証バイアスというやつです。


私が気づいた、不安の正体の一部は、自分がセミリタイアしたあと、その生活が実は順調でないのに、順調だと思いこんでしまう事態に陥らないか、ということです。

仕事を辞めて、予定通り別の仕事を始めたけどうまく行かない、でも今収入がなくてもそのうち軌道に乗るだろうから大丈夫。

話し相手もいないし、時間はあっても何していいかわかんない、でも会社勤めの頃よりは全然いい、無問題。

セミリタイア最高!自由って素晴らしい!

ね?なんか宗教っぽくない?

自分が確証バイアスに陥ったら何がまずいかって、その状況を改善するために別方向に舵を切るということができなくなりそうだからです。

もしそういう状態になったとき、それを自覚するには・・・どうしたらいいんだ・・・

難しい、非常に難しいと言わざるを得ない!


調べてみると、対策としてあげられているのは一般論ばかりなので、具体的に自分に当てはめた場合なにをすればいいか考えてみました。

大雑把に言えば、批判と検証です。

●批判

自分の状況に批判的視点を持つと良いらしいですが、これは難しいです。

なにせ自分は正しいと思いこんでいますからね。

人の意見を聞こうにも、面と向かって批判する人ってなかなかいません。

最初から自分の状況を説明するのも骨が折れます。

セミリタイア反対派の意見、これは材料にすることができるかもしれません。

でもま、ちょっと現実的ではないかな。大雑把な一般論ですから。

●検証

これはセミリタイアに入る前に、理想的なシミュレーションをしておいて、実際にそれを実現できているかを数字で記録していく、という方法が考えられます。

実現できなかった場合はそれを一時的なことと考えず、ちゃんと理由を突き止め、対策を考えるまでやらないとです。

こっちのほうがやりやすそうです。


でも実際は、確証バイアスからは逃げられないんだろうな~と思います。

問題を早期に発見することって難しいですね。



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40代のうちにセミリタイアしたい! 現在40代半ば、ごく一般的な会社員の独身女性です。セミリタイアを意識し始めたのは42歳の頃。より快適な人生に向かって。 目標があるって楽しい。

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