
ウメです。
いつ頃だったか、結構昔だと思うんですけど、
節約術として、待機電力が槍玉に挙げられたことがありました。
よく見かける数字が、待機電力は年間6000円というものです。
しかしこれは3人家族の一軒家っぽいので、単身アパート暮らしの私には参考になりません。
電気代の5%が待機電力、という説を信じるなら、
私の場合、年間2500円ほどです。
一見節約するに値する金額と思いがちですが、この中にはカットしてはいけない待機電力もあります。
たとえば冷蔵庫、ガス漏れ警報器、インターホン、ガス温水器
更に、人によりますが、ウォシュレット、パソコン、タイマー家電 などです。
頻繁に電源供給をカットすることで壊れやすくなる家電として、エアコン、パソコンなど。
で、代表的な家電の待機電力はいくらくらいかというと、
テレビ・・・94円
エアコン・・・412円
パソコン・・・655円
ウォシュレット・・・474円
これらは年間で、です。
これらのデータは10年以上前の古い使用電力から計算したものなので、家電の性能が上がっている今はもっと安いハズです。
私の場合、コンセントを抜けるのは、シーズンオフのときのエアコンくらいです。
とすると、エアコンを使わないのはせいぜい4,5ヶ月なので、節約できるのは年間200円程度となります。
個人的に、コンセントの抜き差しには別のメリット・デメリットがあって、そちらを中心に考えるほうがいいと思います。
メリット
ホコリが溜まりにくくなる。
(ただし長期間抜きっぱなしだと、差し込む部分にホコリが溜まる)
デメリット
プラグが痛みやすくなる(差込口も)
面倒くさいし続かない
頻繁にコンセントを抜き差しする家電として掃除機がありますが、私の掃除機のコンセントプラグはちょっと曲がっています。
抜く時に変な方向に力がかかるから、曲がっちゃうのです。
これがひどくなって、家電ごと買い替えとなると、数百円の節約のためにいくらのマイナスになるのでしょう。
待機電力の節電は、個人的には、全くやる価値のない節約方法だと思いますが、
結構最近でも節約方法の1つとしての記事が見つかります。
そういう記事は、たいてい、「年間6000円以上の節約!」とか目を引く見出しですけど、
全く不可能な机上の空論です。
そんなことより、火事防止のためにホコリが溜まらないようにすることのほうが大事だと思います。

