ウメです。
私は今の会社で働いて20年経ちますが、
業務の一端として、年末調整の書類をチェックする仕事をしていたことがあります。
と言うか今も手伝いで見ます。
多い年で300人分くらいだったかなあ、を、一人で見てたこともありました。
そういうわけでいろいろ思うことがあるんですよね。
ちゃんと記入しろとかそういうことではなく。
いやそれはもう当たり前にあるですが、私は結構厳しくしていたので
書いてきていない人は受け取りませんでした。
だからいいんです。
私の会社の年末調整書類は、
会社で把握している扶養と保険についてはすべて記入された状態で出力されます。
なので、保険にたくさん入っている人は、枚数が何枚にもなるんですよね。
ついでに合計金額もひと目で分かるので、
他人事ながら、なんじゃこりゃって思うことが多々あります。
控除のことばかりに目が行って、これだけの保険料を払っていることに何も思わないのか?
年齢が上の人に多いので、子供も独り立ちしています。
一体誰のための、何に備える保険なのか、わかっているのか?
なんだか趣味のように保険に入りたがる人がいるんですよね~。
本当に謎です。
気がついた人には、
「保険入り過ぎなんじゃないですか~?」
と、冗談交じり気味に言ってみたりしていますが、
「いや~保険貧乏なんですよ~」
と返されたりします。
謎な返しです。
配偶者に全て任せてあって、自分では全くわからないという人も多いです。
それでいいのか? 自分の金だよ?
と思いますが、若い人には忠告しますけど、
ある程度以上の年齢の人はもう自分の考えあってのことでしょうから。
いや、自分の考えなんてないのでしょうね。
いずれにしても言っても無駄です。
こういう、保険入りたい人っていうのは、書類見てるだけでわかります。
なので、私がもし保険の営業かけるならこの人だろうなって思っちゃう。
つまり、年末調整の書類は絶対保険会社の人に見られてはいけない!
そういえばこんなこと聞かれたこともあります。
「積立NISAって控除されないんですか?」
もうね、ガックリですよ。
そんなに控除される材料探すなら、iDeCoでも始めましょう。
ちなみにこの人は、悪名高い外貨建て生命保険に入っています。
それで、保険料控除あるから~とか言っちゃう。
保険料控除で戻ってくる税金の額なんて、たかだか知れてるんだが…。
数年前に子供が生まれて学資保険も入っています。
率悪すぎなやつ。
積立NISA始めたのだけは評価するけど(まあ私が勧めたんですけどね)
カモになりやすい人だなーと思います。
年末調整の書類のマル保を書くときは、
支払保険料の額をちゃんと見てみると、ハッとするかも知れませんよ~。