
ウメです。
私は、会社斡旋(?)の個人年金保険と財形年金に加入しています。
基本的に60歳以降の受け取りになるという点で、どちらもiDeCoととても良く似た商品ですが、
決定的に違うのが、生命保険がくっついているということ。
そして加入後2,3年は、絶対に元本割れするということ。
その理由はおそらく、購入時手数料だと思います。
どれだけ取られているかは当然どこにも書かれていませんが、
ガッツリ取られていることは想像に固くありません。
絶対に元本割れするって、よく考えなくても恐ろしくないですか?
投資未経験者がよく言う、
「でも投資って、損することもあるよね? だから怖くて」
損することもある(けど得することもある)投資と、最初は絶対に損する個人年金保険、
どちらが怖いんだろう・・・?
いやいや、個人年金保険は、長くやればちゃんと増えるから?
長くやれば、という条件なら、インデックス投資だってかなりの確率で増えるじゃん…。
それに購入時だけじゃなくて、ちゃんと毎月手数料取られてますから。
それでも、雀の涙ほどの利息を選ぶ人が多いです。
それもまた、選択の一つです。
で、年末の暇な時間に、自分が入っている個人年金保険の手数料を計算してみました。
保険会社が謳う利息は1.2%です。
それと、私が1年間につみたてた金額、
1年前の合計と、1年後の合計の差額、
これらを計算して出た、大体の手数料額は、積立額の25%でした。
全部が手数料とは言いませんが、保険会社に抜かれている割合は25%です。
一方、手数料を引かれていないと考えた場合、
利息を計算すると、0.7%でした。
まあ、ほんとだいたいですけどね。
25%手数料取られていると考えるより、利息が0.7%だと考えたほうが精神衛生上良さそう。
投資信託を選ぶときって、0.1%の手数料(信託報酬)を惜しみますよね。
0.1%以下の商品もたくさん出てきましたし、
1%もしたら高い!といわれます。
私が前に非難したオフショア投資も、手数料は5%程度でした。
(これは手数料はもちろん、商品や会社自体の信用が低いという根本的な問題がある)
そんななかで、25%。
私は以前はこの個人年金保険に今の3倍くらいの額を積立していました。
何も考えずに。
でもちょっと真面目に勉強するようになって、今では年末調整時の保険料控除10万円になるギリギリの額にまで下げました。
本当はこれすら必要ないことも、もうわかっています。
なぜ解約しないのかというと、
これらを解約してしまうと、一気に現金が1000万円以上増えてしまうからです。
私が退職するまで、予定ではあと1年と少し。
これらは会社斡旋の保険のため、どうせその時は解約しなければいけません。
なのでそれまでおいておいても、もう仕方ないかなと。
ちょっと意外だったのが、財形年金は手数料がかかっていないようだということ。
保険会社の提示する利息と、自分の積立額を計算すると、
ほぼぴったり現在の評価額になったんです。
ただこちらも、購入時手数料はかかっています。
最初の2,3年は絶対に元本割れしますから。
非課税だし、個人年金か財形年金か選ぶなら、財形年金一択かな。
(ただし、途中でやめたら非課税じゃなくなる)
それでも、インデックス投資を優先しますけど。

