
ウメです。
先日、職場で、ライフプランセミナーなるものがありました。
同様のタイトルのセミナーは、年に何度かあります。
殆どが、本社主催で、
会社斡旋の保険や個人年金のすすめ、健康のすすめ、iDeCoやNISAのすすめ
と言った内容です。
ですが珍しく、私が今所属してる支店主催で、やるという話を聞きました。
講師は地元の銀行と、保険会社からの二組。
内容は、聞く前から、超初心者向けだとわかっていたので、興味はなかったのですけど。
でも参加しました。
ある目的があって。
実際のところ、みんな仕事忙しいのに、「ライフプランセミナー」なんてタイトルじゃあ、興味持てないですよね?
案の定、若い人は全く参加しなくて、
退職間際の社員がめだつ、10名程度という感じでした。
私が参加した理由は、講師のうち一組が、○ブラルタ生命とあったからです。
危機感。
これ、資産形成を勧めるふりをして、自社製品を売り込むやつだ。
実際、○ブラルタ生命の外貨建て保険は、うちの会社で一時期猛威を振るっていたことがあります。
その時は知らなかったんですけど、年末調整の書類を見るとね、わかっちゃいますよね。
これ以上、私の見ているところで、社員を食い物にしないでと思いまして。
話を聞いていると(あんまりしっかりと聞いてなかったけど)
やはり、外貨建て一時払い保険の説明でした。
まあものすごく資産が増えると強調していまして。
「米国の金利は5%なので、20年後には複利で○○円になっているとお約束できます」
は?
金利が20年変わんないのがわかってるの?
と言ったツッコミどころはたくさんあったんですけど、
私が聴講した理由は、そういう突っ込みをして講師とやり合うことではなく、
話に乗せられた投資未経験のおじさんたちが、退職金を突っ込むような真似を防ぐため。
私程度が細かいツッコミをしても、プロの先方に言い負かされるのが落ちですから、
質疑応答の時間を待って、こう言ってやりました。
「金融庁が特に注意喚起している金融商品が、外貨建て一時払い保険ですが、それに対する反論はありますか?」
とね!
講師が20代後半と、若めだったこともあって、こういうあおり質問は効果的だったと思います。
答「よくわからない人はやらないほうが良いんじゃないですか」
答えに、抑えきれないイラつきが見え隠れしていますよね。
おじさんたちに、危険な商品ですよということも、伝わったと思います。
それでもやるんだったら、もう知らない。
もう一組の講師は、地元の銀行で、テーマはiDeCoだったので
当然自分の銀行でやってほしいことをほんのり、ほんとにほんのりとだけ匂わせる平和なものでした。
まあでも聴講生の殆どが退職近い年齢の人だったら、分が悪いですよねえ。
こちらにも質問しましたが、○ブラルタ生命相手ほどの敵意はなかったので、穏やかに済ませました。
iDeCoは普通にいい制度ですからね。
まあNISA押しですけど。
こういうセミナーがあるたびに思います。
部外講師を呼ぶんだったら、自社製品を売る目的の人じゃなくて
両学長みたいに純粋にマネー講座をしてくれる人を呼んでほしい。
まあそんな人はすっごくレアなんでしょうけど…。

