ある詐欺の話

2025/08/20

人間関係

t f B! P L

ウメです。

私の、とある身近な人が、詐欺の被害にあったことがあります。

昨今騒がれている特殊詐欺ではありません。

たぶん。

多分というのは、その人が詳細を語りたがらないため、

推測で補う部分が多いからです。


その人(仮にAとする)が被害を受けたのは投資詐欺です。

これも昔から多い詐欺の一つではありますね。

私も誘われたのですが、当然断りました。

その時に私はAに、一所懸命、それは詐欺だと訴えたのですが、

聞き入れられませんでした。

形態としては、おそらく典型的なポンジスキーム。

最初にいくらか入金させ、翌年だったか翌月だったか、10%くらいの配当金がある。

そこでさらに大きな金額を出資したい気持ちにさせる。

詐欺をする側は、ある程度集まったら、雲隠れする(予定だった)。

ちなみにその詐欺の首謀者は逮捕されたそうなので、

起訴されたかどうかは知りませんが、まあ間違いなく詐欺でしょう。

Aは、Aに投資を進めてきた人物(逮捕された人とは違うが、その部下みたいな立場らしい、仮にBとする)に返金を要求したものの

当然返ってくるはずもなく。

Bは、種銭があれば増やして返せる、というようなことを言っているらしいです。

そしてAはそれを信じている。

Aは、Bにはお世話になったと言って、とても信頼し、

かなりの金額を預けていたみたいです。

完全に詐欺だったと分かった今も、Aは相変わらず

「いや、Bは知らなかったはずだ。Bはいい人だ。昔お世話になったんだ」

と行って、返金要求も一度言ったきりのようです。


本当に救いようがないですよね。

金額は推測ですけど、ン千万なのは間違いありません。


この件で私が学んだのは、

詐欺にあっている人に、それは詐欺だと言っても、ほとんど無駄であること。

「世話になった人」という言葉が出たら、かなり危険だということ。

(マルチ商法やってる人もこの言葉を頻繁に口にします)

詐欺られてる人は同じ投資を他の人にも勧めるくせに、その投資の内容を説明できないこと。


とくに「世話になってる」は要注意ワードです。

じゃあ具体的に何をどう世話してもらったの?と聞いても、ちゃんと言えないんです。

私の予想では、いやほとんど確信していますが、大して世話になっていない

世話になったと思い込んでいるか、

世話になったというセリフが気持ちいいから言ってるだけ、だと思います。


長くなるので詳細は省きますが、

私は1度目にAから勧誘されたときにきっぱり断りましたが、

その何年か後に再び、別の理由でお金出してくれと言われました。

当然断りましたが、そのときにAはBに追い銭してます。

つまりBに追い銭するお金を、自分はカネがないから私に出してくれと言ってきたのです。

もうアホとしか言いようがありません。

私が断ったので別のところから資金調達してBに貢いだようですが、もう私は関わりたくない一心でした。

だってどうあってもAは、この一連の流れを詐欺だと認めないんですもの。

Bの上司(?)が逮捕されたのは、その後です。

詳しくは知りません。


たぶんAはこの先も別の人から(または同じ人から)別の形態で(または同じ形態で)同じように騙されるんじゃないかと思います。

そしてBは、ほとんど同じ詐欺をやり続けると思います。

私にできることは、Bは論外としても、Aと距離を取ること。

Aのために必死に詐欺の仕組みを説明して目を覚まさせようなんて、無駄な労力は使わない。

Aはただ、信じたいものだけを信じる、その相手は私ではなく、Bなのです。


だから私は「世話になった人」という言葉を使わない。

使っている人を信用しない。

この言葉を言うと、自分自身を洗脳してしまう気がします。




↓記事を気に入っていただけたらポチっとお願いします↓

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代おひとりさまへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

押して頂けると励みになります

このブログを検索

最新の記事

ブログの終了と、最終資産

自己紹介

自分の写真
40代のうちにセミリタイアしたい! 現在40代半ば、ごく一般的な会社員の独身女性です。セミリタイアを意識し始めたのは42歳の頃。より快適な人生に向かって。 目標があるって楽しい。

最新記事

PVアクセスランキング にほんブログ村

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

QooQ